第1回「木工ワークショップ×キャンプ inときがわ町木工体験工房」
2020年10月17日に開催した木工ワークショップのイベントの様子をご紹介します。
なぜこのイベントを開催したのか
まずはじめにこのイベントを開催したきっかけについて少しだけ。
ときがわ町は“木の町”と呼ばれるほど、昔から林業や木工が盛んな地域です。そのことはNONIWAのまな板作りを通じて既に知ってる方もいるかもしれません。 → アオのハンドメイドまな板
ですが最近では、木材家屋の需要も減りだんだんと廃業する木工所も増えてきているのが現状です。
そんななか、町で保有する木工体験工房の存在を知り、そこで有志の木工職人さんたちが、体験指導をしている話を聞きました。
そこでは主に子ども向けに木工を教えているとのことでしたが、人の出入りが少なく、少し寂しい状況が続いているとのこと。
先人たちの知識や技術を伝えられる場所があるのに、なにかすごくもったいない気がして、自分たちに何かできることはないだろうか?と考えました。
もしかしたらキャンプギアを作るワークショップを開催すれば、近隣のキャンプ場からお客様を誘致できるかもしれない。そう思ってまずはNONIWAで試験的にやってみることにしました。
またこの企画については、ときがわ町産業観光課の清水さんの協力なくては実現できませんでした。(清水さんいつもありがとうございます!)
前置きが長くなりましたが、以下ワークショップ当日の様子です。
9:00 ワークショップの事前準備
場所はときがわ町にある木工体験工房で行いました。
工房内には使用する木材や大小様々な木工加工器具が所狭しと並んでいます。
まずは参加者のみなさんが到着する前に、地元の職人さんたちと体験キット用の素材を準備。
今回担当してくれた荒井さん、田中さんは地元で長年木材加工(特に建具など)に携わってきた職人さんたちです。
実は、今回のワークショップ用にNONIWAでオリジナルアイテムを考案しました。
『マルチシェラカップホルダー』
1:複数のシェラカップやカトラリーをまとめられる
2:鍋敷きになる
3:椅子やテーブルに引っかけて吊り下げができる
最初はシンプルな鍋敷きを考えていましたが、せっかくならキャンパーさんが欲しくなるような商品にしよう!ということで、あれこれ試行錯誤しました。
10:00 ワークショップ開始
雨のなか続々と参加者の皆さんが集まってきます。雨キャンプでも、こういった体験施設が近くにあれば楽しめますね。
最初に新井さんからときがわ町と木工の関係についての説明。工具の取扱注意事項を説明した後、さっそく制作に取りかかります。
ノコギリの基本的な使い方を教えてもらいます。(使う刃と、木目の向きを見極めるのが大事)
素材を切り出して穴を空けた後はやすりがけ。そして、ウッドバーニング(電熱ペン)でオリジナルの絵や柄を入れていきます。
バーナーを使って杉焼きににも挑戦。杉は焼くことで木目が浮かんでくるので、焼くとまた違った表情に。
最後に革紐を通して完成です。
12:00 解散
最後は、日帰り組とキャンプ泊組に分かれて解散。完成品を眺めて満足そうな参加者のみなさんの表情が印象的でした。
このワークショップは次回12月19日に開催予定です。また詳しいイベント内容が決まり次第、HP、SNS等で告知させていただきます。