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小学生向け「目指せ!生きもの博士 NONIWAさとやま探究ラボ」がはじまります

「目指せ!生きもの博士 NONIWAさとやま探究ラボ」シリーズがスタートしました

2025年1月より、小学生を中心とした新しいイベント「目指せ!生きもの博士 NONIWAさとやま探究ラボ」がスタートしました。
このイベントは、「NONIWAさとやま探究ラボ」所長のがろあハカセとともに、“都会からいちばん近い里山”である埼玉・ときがわ町のフィールドで四季折々の自然を探究し、生きもの博士を目指すシリーズです。おおよそ毎月1回開催される予定です。

このイベントの誕生に込めた思い
今回は、このイベントが誕生した背景と私たちの思い、そしてがろあハカセの自己紹介をご紹介します。(NONIWA エリー)

ムササビウォッチング〜生き物のフィールドサインを読み解くナイトツアー〜の様子

がろあハカセ との出会い

がろあハカセ(石井克彦さん)は、ビジターセンターや県立博物館、社会教育施設での勤務を経て、「プロ学芸員」や「ぶらぶら自然楽校の楽長」として埼玉・ときがわ町近郊で活躍されています。自然の魅力を伝える「ネイチャーインタープリター」として、観察会や人々との交流を通じて自然の価値を伝えることを使命とし、幅広い活動を続けています。

がろあさんと歩くいつもの道は、宝物だらけです。私たちもキャンプ場周辺で普段見逃してしまうような道端の植物がいかにおもしろいかを教わり、たくさんの気づきをもらってきました。

2024年の夏に開催した小中学生向けサマーキャンプでは、「川虫を捕まえてエサにする魚釣り」や「近所の神社での野生ムササビ観察」を担当していただきました。そのとき、子どもたちが見せた集中力やキラキラした表情がとても印象的でした。
その後、2024年12月に開催した「ムササビウォッチング 〜生き物のフィールドサインを読み解くナイトツアー〜」をきっかけに、季節を通じて自然の魅力を探究するイベントを定期開催することとなりました。

ムササビウォッチング〜生き物のフィールドサインを読み解くナイトツアー〜の様子

「五感で楽しむ自然体験イベント」とのつながり

NONIWAでは、2022年8月からフリー保育士のkowara_coとともに「幼児向け 五感で楽しむ自然体験イベント」を開催しています。2025年1月で21回目を迎えるこのイベントには、満3歳から6歳の未就学児とその親子が何度もリピート参加してくださっています。

このイベントで自然に興味を持った子どもたちが成長するにつれ、さらに深く植物や生きものの不思議に触れられる場を作りたいという思いから、「目指せ!生きもの博士 NONIWAさとやま探究ラボ」が誕生しました。なお、「五感イベント」でお馴染みのkowara_coのなな隊長も本イベントの「助手」として参加し、盛り上げてくれます。

自然の中で広がる新たな学び
がろあハカセのお力を借りながら、NONIWAが位置する埼玉・ときがわ町の豊かなフィールドを活用し、子どもたちの環境教育に少しでも貢献できればと願っています。
「目指せ!生きもの博士 NONIWAさとやま探究ラボ」が、自然と子どもたちをつなぐかけがえのない場となりますように!

だれかのほねをみつけたよ

がろあハカセの自己紹介

埼玉県生まれ埼玉県育ち、ぶらぶら自然楽校 楽長(がくちょうって読むのね)のがろあです!本名石井克彦けっこう普通の名前です。

・どうして「がろあ」なの?
よく聞かれますw。あるとき、キャンプネームが必要になり、「いっしー」とか「かっちゃん」とかいっていたのですが、なんだかインパクトがないなーと悩んでいた時、インタープリターの先輩が「がろあ」でいいんじゃん?「おー、それいいかも!濁点あって強そうだし!」って感じで「がろあ」になりました。
その「がろあ」はどこからきたかと言うと、私、高校生くらいからガロアムシという昆虫に興味があって、大学に行ったらガロアムシの研究をするんだ!と進学。なんだかんだと、ガロアムシが身近にありました。最近ではあまり関われてはいませんが、ガロアムシのおかげでキャンプネームも「がろあ」に落ち着いたとそう言うわけです。

なんでこんなかたちなの?

・観察会をはじめた理由は?
わたしは自然の中でのんびりと好きな生きものを眺めていることに幸せを感じる、ちょっと変なおじさんですw。眺めているといろいろなことが思い浮かびます。「なんでこんな形してるのだろう?」「すごいジャンプはどう言う仕組みで実現するのだろう?」「こんな、葉っぱを食べて美味しいのかな?」「あれ、このムシ前見たことがあるな?」などなど。その場で答えが出るものもあれば、数年たってからわかることもあります、そんなことを考えているのがたまらなく楽しいのです。それに自然の切り口は無限ですので、お金がかからなくて、好きな時間を過ごせるなんて嬉しい限りです。
前置きが長くなりましたが、自然は大事だよって言うことは簡単なのですが、本当に自然が大事だと思うためには、その人の自然に対する経験が大事だと思っています。

だれのすあなだろう

外来種に例にとって話をします。最近人間の身勝手な活動によって増えてしまった外来種を、これまた人間の都合で駆除する。つまり、自然の中から殺して排除すると、そう言うことをしていますね。これは「特定外来生物法」という法律のもと行われていますが、日本の自然の中で頑張って増えてなかまを増やそうとしている生きものの努力を無駄にしているのです。ま、日本の自然の中で増えてしまうことで本来の生態系を崩してしまうということはまた別の話。

で、私が伝えたいのは、外来種ってすごいんだぜ!だって知らない土地でその場所にもともといる生きものを押しのけて、増えるだけの力があるんだよ!すごくない?と言う部分です。
そのすごい部分があるから入り込み、増えることができるんだよとそう言う能力ですね。どんな生きもの(外来種・在来種・希少種・普通種問わず)でも持っている力はすごいよねってことです。
ただね、これ以上人間の都合で殺されちゃうような生きものを増やさないように生活しないといけないね。だから、自然のことを楽しみながら知っておかないといけないし、本当に大事に思っているのなら、自然は残るよねと、そう思っています。

ですので、なるべく、参加してくれた方の「なぜ?」や「はてな?」が生まれるように体験を共にしたい。そしてその結果「答えにたどりつけるように」進めていきたいと考えながら観察会を行なっています。

おたがいえんりょしているみたい

なんだか、まとまりがない文章にはなりましたが結局自己満足の世界、自然への切り口がふえて、「自然ってすごいぜ!」「自然はたのしいな!」と思っていただけるようになったら嬉しいな。

・関係するワード
フィールドワーク 生きもの プロ学芸員 環境教育 自然観察プログラム インタープリター ガロアムシ 埼玉県自然学習センター 埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センター 埼玉県立川の博物館学芸員 森のフィールド学舎 埼玉県立小川げんきプラザ もみじ造園 ぶらぶら自然楽校 楽長

今後のスケジュール

2025年
★1月25日(土)PM 冬のネイチャーウォーク
2月22日(土)夜 ナガレタゴガエルの観察ツアー
3月28~29日(金土) 小中学生サバイバルキャンプ
★4月12日(土)PM 春の食べられる植物探し・野草の天ぷら
5月4日(日)AM 川の生き物探しと魚釣り
★6月14日(土)PM 川の生き物探しと魚釣り
★7月5日(土) 夜 夜のムシ観察 ライトトラップ
8月9~10日(土日) 夏休み自由研究企画 セミの羽化を探して観察キャンプ
★9月23日(火祝) PM 魚を釣ってたべてみよう
10月13日(月祝)PM 魚を釣ってたべてみよう
★11月3日(月祝)PM ハーブ茶を作ってのんでみよう
★12月13日(土)夜 ムササビ観察と夜のネイチャーウォーク

※日程と内容は予告なく変更になる場合があります。詳細は イベントページ まで。
★マークは、同日もしくは前後の日程で幼児向けイベント「五感で楽しむ自然体験イベント」も開催します

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